昨年4月に北京で開催された自動車展示会「北京モーターショー」に出席した現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長(右)=(聯合ニュース)
昨年4月に北京で開催された自動車展示会「北京モーターショー」に出席した現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長(右)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】 韓国の現代自動車が、世界最大の自動車市場に成長した中国で累計販売台数1000万台を達成した。 現代は昨年12月に中国で乗用車8万7821台(卸売りベース)を販売し、2002年の中国進出後の累計販売台数は1004万6535台を記録した。 02年12月の「名馭(韓国名:EFソナタ)」発売を皮切りに、03年から「エラントラ(韓国名:アバンテXD)を販売し、本格的に中国市場攻略に乗り出した。 08年には販売車種を6種に増やし、累計販売台数100万台を突破した。13年には初の年間販売台数100万台、累計販売台数500万台をそれぞれ達成した。 累計販売台数は1000万台を突破したが、ここ2年間の業績は振るわなかった。17年は中国メーカーの飛躍、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に対する中国の反発などにより販売台数は78万5000台と前年比31.3%減少した。昨年は79万177台で同0.6%増にとどまった。 また、昨年は中国の年間乗用車販売台数が2272万台と同6.0%減少。今年も低迷が予想され、現代の中国での販売不振が続く見通しだ。 現代は多様な戦略車種を中心に中国での販売拡大を目指す。最近成長傾向をみせている中国のスポーツタイプ多目的車(SUV)市場を攻略するため、SUVを中心に販売を増やし収益性を高める計画だ。電気自動車(EV)の車種も現在の3種から6種に拡大する方針だ。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0