韓中FTA発効から丸3年が過ぎ、韓国の対中貿易額は今年、中国がTHAADを巡る報復措置を取る前の水準を回復した=(聯合ニュースTV)
韓中FTA発効から丸3年が過ぎ、韓国の対中貿易額は今年、中国がTHAADを巡る報復措置を取る前の水準を回復した=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国と中国の自由貿易協定(FTA)が2015年12月に発効してから丸3年が過ぎ、韓国の対中貿易額は今年、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対した中国が「報復」措置を取る前の水準を回復したことが分かった。 韓国産業通商資源部が19日発表した資料によると、今年1~11月の対中貿易額は前年同期比13.7%増の2473億ドル(約27兆8000億円)で、対世界貿易の増加率(9.2%)を大きく上回った。対中輸出額は前年同期比17.2%増の1503億ドルで、増加率は対日輸出(15.6%)や対米輸出(4.7%)よりも高かった。 産業通商資源部の関係者は「対中貿易額はTHAAD報復が本格化した16年に底となり、17年はやや持ち直し、今年はほぼ回復した」と説明している。 中国は韓中FTAの発効以降、韓国の輸出・輸入相手国で1位を維持している。韓国の対中貿易額は貿易総額のおよそ4分の1を占める。 今年の対中輸出をけん引したのは半導体や石油製品、コンピューターなどで、中国政府のIT(情報技術)支援や先端製造業の育成政策が追い風となった。1~11月の対中輸入額は970億ドルで前年同期比8.6%増加した。 一方、ベトナムとの貿易額も15年12月に2国間FTAが発効して以降は大幅に伸びた。 韓国の1~11月の対ベトナム輸出額は445億ドルで前年同期比1.9%増にとどまったが、これは昨年に48.4%急増したことが原因だ。対ベトナム輸入額は181億ドルで22.0%増加した。
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