大韓航空が、既存の搭乗キャンセルの違約金に20万ウォン(約2万円)追加することになった。(提供:news1)
大韓航空が、既存の搭乗キャンセルの違約金に20万ウォン(約2万円)追加することになった。(提供:news1)
大韓航空が、既存の搭乗キャンセルの違約金に20万ウォン(約2万円)追加することになった。

Wanna One の最新ニュースまとめ

 最近、韓国ボーイズグループ「Wanna One」が搭乗した韓国・仁川(インチョン)行きの旅客機に乗った3人の過激なファンが離陸直前に下りると無茶なことを言い、360人余りの乗客全員が下りるなどの騒動があったからだ。3人の過激なファンは韓国に行くつもりもなく、ただ「Wanna One」メンバーを一目見るためにチケットを予約したのだった。

 18日、大韓航空によると、来年1月1日付で国際線全便の出国ゲート入場後の搭乗キャンセル客に対して、これまでの違約金に20万ウォンを追加して課する予定だという。

 現在、大韓航空は航空機出発前まで予約キャンセルすることなく搭乗しなかったり、搭乗手続き後にも搭乗していなかったりした乗客に対して、アメリカ、ヨーロッパ、中東、オセアニア、アフリカなどの長距離路線は12万ウォン(約1万2000円)、東南アジア、西南アジア、タシケントなどの中距離路線は7万ウォン(約7000円)、日本、中国、香港、台湾、モンゴルなどの短距離路線は5万ウォン(約5000円)の違約金を適用していた。

 しかし今後は、出国ゲートを入場してから搭乗キャンセルをする場合、この金額に各20万ウォンが追加される予定だ。長距離路線で最大32万ウォン(約3万2000円)、中距離路線で最大27万ウォン(約2万7000円)、短距離路線は最大25万ウォン(約2万5000円)の違約金が発生することになる。

 このような決定は最近、安い手数料及び手数料免除制度を悪用し、虚偽の出国手続きや航空機の搭乗までした後、チケットをキャンセルするという事例が継続して発生しているからだ。

 実際に今月15日には、香港空港で仁川行きの大韓航空旅客機に中国人2人、香港人1人の「Wanna One」の過激ファンが飛行機に乗って、メンバーを見た後に離陸直前に下りると言いだす騒動があった。そのため、乗客360人全員が飛行機から降りて保安点検をやり直さなければならず、出発が1時間近く遅れた。

 大韓航空は、仕方なく3人に料金を返し、離陸遅延による費用を香港国際空港に支払うなどの被害に遭ったことを伝えた。

 一部の乗客が登場したが、自発的に飛行機を降りる場合、保安上の理由でその飛行機の乗客全員が下りて保安点検を受け直さなければならない。これにより航空便の遅延が発生するなどその被害は乗客に及ぶことになる。

 また搭乗キャンセルの乗客が下りる前の過程で、航空会社及び法務部、空港公社の保安人員の追加の投入や費用の無駄はもちろん、航空保安問題を発生させ、虚偽の出国手続き防止の必要性が台頭されている。

 会社関係者は「今回の違約金制度の補完施行を通じて、健全な搭乗文化を定着し、無分別な予約によって搭乗の機会を得られない顧客に航空便利用の機会が拡大されることを期待している」と明らかにした。

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