【ソウル聯合ニュース】若者の街として知られるソウル・新村にある延世大・百周年記念館で12日夕、韓国と日本の外交官や芸術家、大学生らが集まるイベント「韓国・日本共感コンサート―文化を着る」(韓国外交部主催)が開かれた。 会場では若者の姿が多く見られ、主催者側によると、約600人が来場した。 イベントでは韓国の若い女性らからも高い人気を誇る作家の角田光代さんと小川糸さんが「日常で感じられる、小さいけれど確かな幸せ」をテーマにトークショーを行った。また、ピアニストや作曲家として両国で活動する在日コリアンの梁邦彦(ヤン・バンオン)さんや日本のギターデュオのDEPAPEPEらによる公演が行われた。 韓国外交部の朴尚勲(パク・サンフン)公共外交大使は「両国は民主主義や人権、法治といった重要な価値を共有する友人であり、重要な隣人」として、「時には大なり小なりいろいろな困難に直面することがあるが、そういう時こそ、人的・文化交流を行うことで相手に対する理解を深め、友情や信頼をしっかり固めていくことがとても重要」とあいさつ。長嶺安政・駐韓日本大使は「最近の日韓関係は政治外交面では大変難しい状況に直面しており、対応が必要だ」としながらも、「一方で、国民同士の豊かな交流が培われていることを実に心強く思う」と述べた。
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