韓国　きょうのニュース（１２月１１日）

◇韓国外交部が「中国局」の新設推進　日本より重視？　韓国外交部が対中外交の強化に向け、来年初めの「中国局」（仮称）新設を推進していることが１１日、政府筋の話で分かった。現在、外交部の中国関連業務は東北アジア局傘下の二つの課が担っている。東北アジア１課が日本関連、２課と３課が中国関連業務の担当だ。外交部は東北アジア局から中国関連業務の担当組織を切り離し、局に格上げするため、行政安全部（日本の総務省に相当）と協議を進めている。韓国メディアからは日本より中国を重視する措置に映りかねないとの指摘も出ている。◇韓国高速鉄道の脱線事故　公社社長が辞意表明　韓国北東部の江陵で高速鉄道（ＫＴＸ）の脱線事故が起きた問題で、ＫＴＸを運営するコレール（韓国鉄道公社）の呉泳食（オ・ヨンシク）社長が１１日、辞意を表明した。呉氏は「相次ぐ事故により、国民との約束を果たせなかったことへ謝罪の意を示すとともに責任を痛感している」と陳謝した。同事故は８日午前７時半ごろに発生した。乗客１９８人を乗せてソウルに向かっていたＫＴＸの列車が出発から５分後に脱線し、乗客ら１６人がけがを負った。調査の結果、分岐点の線路転換機の転換状態を表示する回線が誤って接続され、信号システムに障害が発生、事故が発生したと推定されている。◇交通事故・自殺による死亡者数が減少　韓国で交通事故や自殺による死亡者数が減少していることが分かった。行政安全部が１１日に発表した資料によると、交通事故の死亡者数は２０１４年の４４８９人から昨年は３９３７人に減った。自殺者数は１４年の１万３８３６人から昨年は１万２４６３人に減少した。ただ、火災による死亡者数は１４年の３２２人から昨年は３３８人に増えた。◇京畿道知事を在宅起訴　公職選挙法違反など＝韓国検察　韓国検察は１１日、公職選挙法違反（虚偽事実公表）などの罪で李在明（イ・ジェミョン）京畿道知事を在宅起訴した。李氏を巡るさまざまな疑惑を捜査してきた水原地検城南支庁は、警察が起訴相当と見なした実兄の強制入院指示と検事詐称、開発業績誇張の三つの疑惑について嫌疑ありと判断した。