文大統領とアーダーン首相(コラージュ)=(聯合ニュース)
文大統領とアーダーン首相(コラージュ)=(聯合ニュース)
【オークランド聯合ニュース】ニュージーランドを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は4日(現地時間)、アーダーン首相との首脳会談を最後に8日間のチェコ・アルゼンチン・ニュージーランドの3カ国歴訪の日程を終える。 

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 ニュージーランド訪問3日目の文大統領はこの日、アーダーン首相と会談し、両国の友好協力関係の未来志向的な発展策を話し合う。

 特にインドや東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心とする韓国政府の新南方政策の領域をオセアニアに広げ、ニュージーランドの対外政策である新太平洋政策との相乗効果を出す方策を模索する。 

 文大統領はこの日歴訪の日程を終え、帰国の途につく。

 文大統領は28日(現地時間)、チェコ・プラハでバビシュ首相と会談し、チェコが推進する原子力発電所の追加建設事業に韓国が参加できるよう要請した。

 チェコに続き、主要20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため訪れたアルゼンチン・ブエノスアイレスでは、アルゼンチン、オランダ、南アフリカ共和国の首脳と会談し、朝鮮半島平和プロセスへの支持を要請し、誰もが豊かに暮らすことを目指す韓国政府の「革新的包容国家ビジョン」を紹介した。

 同地で行われた就任後6回目となるトランプ大統領との韓米首脳会談では、北朝鮮が完全な非核化を達成するまでは従来の対北制裁を維持することで一致した。また金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)のソウル訪問が実現すれば、朝鮮半島の平和定着に向けたモメンタムになるとの考えでも一致した。

 文大統領はブエノスアイレスから次の訪問国ニュージーランドに向かう空軍機内で、記者団に対し、金委員長の年内のソウル訪問について、「可能性は開かれている」としたほか、トランプ大統領が金委員長に伝えるメッセージを公開し、年内にも4回目の南北首脳会談が開催され、来年初めに2回目の朝米(米朝)首脳会談が開催される期待感を高めた。


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