就任後6回目となるトランプ大統領との首脳会談で、文大統領は朝鮮半島の完全な非核化や恒久的な平和定着といった朝鮮半島平和プロセスを推進する上での協力策、韓米同盟の強化に向けた連携策などを議論する考えだ。
文大統領は朝米(米朝)首脳会談の早期開催の重要性を強く訴えるとともに、北朝鮮のさらなる非核化措置を要求する米国と、制裁緩和などの相応措置を求める北朝鮮の間の溝を埋めることに尽力するとみられる。
朝米の間ではポンペオ米国務長官が10月7日に訪朝した際、実務交渉団を構成して非核化プロセスと2回目の首脳会談の日程などを協議することで一致したが、それから2か月近く進展がない。こうした中で開かれる韓米首脳会談は重大な転機になりそうだ。
文大統領は12月1日にアルゼンチン、オランダ、南アフリカの首脳とも会談し、朝鮮半島平和プロセスへの支持を求める予定だ。
オランダは今年、国連安全保障理事会の非常任理事国と安保理北朝鮮制裁委員会の議長国を務めており、南アフリカは来年から2年間、安保理非常任理事国を務める。そのため、文大統領がこれらの国と対北朝鮮制裁の緩和に関して議論するかどうかも関心を集めている。
一方、文大統領はG20首脳会議で、誰もが豊かに暮らすことを目指す韓国政府の「革新的包容国家ビジョン」を紹介する。
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