米軍爆撃機B52(国防部提供)=(聯合ニュース)
米軍爆撃機B52(国防部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局の関係者は27日、北朝鮮が昨年11月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星15」を発射して以降、ほぼ1年にわたり米軍爆撃機は朝鮮半島上空に展開していないと明らかにした。米爆撃機による訓練は朝鮮半島の外で実施されていると説明した。

 

 一方、米太平洋空軍のチャールズ・ブラウン司令官が26日(米東部時間)、韓国政府の要請を受けて米爆撃機の朝鮮半島上空の飛行をやめさせたと述べたことと関連し、韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は27日の定例会見で、「こうした(飛行中止といった)事案はどちらかによる一方的なもの(決定)ではなく、韓米間の協議を経て決定される」と述べた。米軍幹部の発言が論争の兆しを見せていることから、米国との「事前協議」を強調したものとみられる。ブラウン氏のこの発言はAFP通信が報じた。

 崔氏は、韓米合同軍事演習に関して米軍幹部らの融和的な発言が相次いでいる背景について、「朝鮮半島の非核化と平和定着に向けた外交努力を軍事的に後押しするための努力を説明したものとみられる」と述べた。


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