リンドベリ氏は、競技場を多数新設するよりも既存の施設をできるだけ活用しようとするIOCの中長期改革案「アジェンダ2020」を強調しながら、「南北共催の推進は全く問題がない」との見解を示した。
韓国は1988年のソウル五輪、2018年の平昌五輪と、夏季と冬季それぞれの大会を成功させた経験がある。北朝鮮と五輪を共催したことはないが、韓国の経験やインフラを踏まえ共催推進に問題はないとの見方を示したといえる。
同氏は、32年の五輪はまだ先のことで、南北関係も現在のまま良好という保証がないため言及するには時期尚早と前置きした上で、「五輪の南北共催はおもしろい構想」と述べた。ただ、夏季大会は冬季大会より競技数と出場選手数がはるかに多く、入念な準備が必要になるとした。
32年大会の開催地は、慣例通りなら25年のIOC総会で決まる可能性が高い。だがリンドベリ氏は、招致の候補が多ければ早めに決定することもありえるとの見通しを示した。
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