韓国外交部はこの会合について、両国は朝鮮半島と域内の平和、安全保障の中軸としての韓米同盟の重要性を再確認した上で、▼朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和▼国連安全保障理事会決議の履行▼南北協力――など、北朝鮮・北朝鮮核関連の懸案を深く協議したと説明した。また、韓米は緊密な連携と協力をさらに強化するため、作業部会の定例化と体系化に合意したと伝えた。
米国務省も、同作業部会が北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)という韓米共通の目標に取り組む上での協力を一層強化した、と発表した。会合の参加者は朝鮮半島の完全な非核化と持続的な平和、国連安保理決議の履行、南北協力について話し合い、李氏とビーガン氏は韓米同盟が朝鮮半島および域内の平和と安保の柱であることを再確認したという。
作業部会には韓国から外交部をはじめ、対北朝鮮懸案を担当する統一部や青瓦台(大統領府)国家安保室の実務者が、米国から国務省と国家安保会議(NSC)関係者が出席した。
また、この日の初会合では韓国と北朝鮮が推進する南北の鉄道連結事業に関し、北朝鮮区間に対する南北の共同調査を対北朝鮮制裁の例外として認める問題が取り上げられたもようだ。
南北の鉄道連結・近代化事業は4月の南北首脳会談後に発表された板門店宣言に盛り込まれ、南北は10月の閣僚級会談で、北朝鮮区間の共同調査を経て11月末~12月初めに着工式を開くことで合意した。だが、北朝鮮の非核化措置と米国の相応措置を巡り朝米(米朝)交渉が滞り、鉄道連結事業の日程もずれ込んでいる。
李氏はワシントン入りした前日、韓国の特派員らに「韓米間の連携と協議が必要な部分は全て話し合う予定」と述べ、鉄道連結事業に関する協議の成果に期待を示していた。
一方、ポンペオ米国務長官は20日の記者会見で、「この先の進行過程を公式にするためのワーキンググループを発足させた」と言及。その目的について「互いに、相手が知り得なかったり意見表明または考えを提示する機会を得られなかったりしたままで措置を取らないということを明確にするため」と説明した。
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