李在明・京畿道知事の妻、キム・ヘギョン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李在明・京畿道知事の妻、キム・ヘギョン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】文在寅(ムン・ジェイン)大統領が当選した2017年の韓国大統領選の際、現与党の「共に民主党」の公認候補選びで文氏と争った有力政治家、李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が再び政界を揺るがしている。女優との不倫スキャンダルなどの疑惑が続出したのに続き、今回は妻のキム・ヘギョン氏が公職選挙法違反や名誉毀損(きそん)などの容疑で送検される事態となった。李氏夫妻はバラエティー番組にレギュラー出演したこともあって知名度が高く、社会的に大きな関心を集めている。

 京畿南部地方警察庁は19日、キム氏を起訴意見を付け書類送検した。今年4月の京畿道知事選の党予備選で自身のツイッターに相手候補が最大野党「自由韓国党」と手を組んだなど、虚偽の事実を書き込んだ疑いが持たれている。大統領選前の16年12月には文氏の息子が就職で特別待遇されたとの虚偽事実をツイッターに投稿し、二人の名誉を毀損した疑いもある。

 警察当局は約7か月間にわたり捜査を行い、ツイッターの該当アカウントの所有者はキム氏と判断した。

 同問題を受け、野党だけでなく、与党内でも李氏の離党や辞職を求める声が出ている。

 李氏は19日午前、道庁前で記者団に対し、該当アカウントの所有者とキム氏は同一人物ではないと改めて主張。「私の妻ではないという証拠がたくさんあるのに警察は私の妻だと断定した」と批判し、「罪のない妻と家族をこの争い(政争)に巻き込まないでほしい」と訴えた。


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