<カーリング>慶北体育会監督、メガネ先輩らチームキムの“不遇主張”に反論「何が目的なのか分からない」
<カーリング>慶北体育会監督、メガネ先輩らチームキムの“不遇主張”に反論「何が目的なのか分からない」
2018年平昌オリンピックで“ヨンミ”シンドロームを起こした女子カーリング韓国代表“チームキム”の内部事情が暴露され物議となる中、選手たちの暴露が事実とは異なるという主張が提起された。大韓体育会と文化体育観光部は合同監査を通して真相究明に努めると明らかにした。

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 スキップのキム・ウンジョン(27)をはじめ、キム・ヨンミ(27)、キム・ギョンエ(24)、キム・ソンヨン(25)、キム・チョヒ(22)で構成されたチームキムは去る8日、SBSとのインタビューを通して、キム・ミンジョン代表監督(37)と彼女の父親であるキム・ギョンドゥ元大韓カーリング競技連盟副会長(62)から酷い待遇を受けたと暴露した。

 選手たちによると、キム・ギョンドゥ元副会長から低俗な言葉を浴びせられ、五輪終了後にはキム・ミンジョン監督の息子の幼稚園行事に呼ばれたこともあると訴えた。また、キム・ミンジョン監督は五輪期間中、選手インタビューを過度に統制したこともあり、内部問題が外部に漏れないよう意図的に防いだのではとの疑心をあらわにした。さらに、2015年以降に獲得した6000万ウォン(約600万円)以上の大会賞金がどこに使用されたのか分からないとも主張した。選手たちは1度も賞金を配分されたことがないとのことだ。

 選手たちは自身が受けた不当な待遇を盛り込んだ14ページに及ぶ要請文を6日付けで作成、大韓体育会と慶北道(キョンブクト)体育会、そして義城郡(ウソングン)に発送した。

 チームキムの選手たちが作成した長文の要請文には、■競技出場が必ず必要なのに、国家代表選抜戦をはじめとして大会に出場するなとの指示を受けた■キム・ギョンドゥ副会長とキム・ミンジョン監督、そして監督の夫チャン・バンソク監督がチームを導く状況で、正しい練習が進行されていない■五輪にキム・ミンジョン監督を選手として送り出すために、キム・チョヒ選手を意図的に除外させようとした■各種悪口はもちろん、私生活も監視するなど選手の人権が守られずにいる、などが含まれていた。

 だが、チャン・バンソク慶北体育会監督(36)は9日、記者に向けてメールを送信し、「事実確認書」として選手側の主張に反論した。

 チャン監督は「ワールドツアーなどの大会に参加するには基本的な経費が発生する。いつも大韓体育会や慶北体育会の支援で出場できるわけではなく、チームの運営にあたり公金が必要だ」としながら、「これに2015年8月25日、選手たちの同意のもと、“キム・ギョンドゥ(慶北体育会)”という名義で口座を開設した。キム・ギョンドゥ個人の通帳ではないため、この通帳を管理する人間はわたし」と明らかにした。

 続けて「大会時の賞金は装備購入や外国人コーチ費、航空費などチームやチーム練習に必要なもののみに使用した。選手たちは貰ったことがないと言っているが、2018年7月3日に選手および監督6人が使用内訳を確認し署名した資料がある」と主張した。

 監督の子供の幼稚園行事に選手たちが強制同行させられたとの訴えにも「言葉にならない」と述べた。チャン監督は「上の息子の幼稚園の運動会にキム・ヨンミ、キム・ソンヨン、チャン・ヘジ(21)選手が出向いたのは事実だ。だが、強制ではない。5月3日に個人的な連絡を通して行ける・行けないの意思を聞いた後、参加した。通話内容も保有している」と説明した。

 チャン監督はまた「いったい何の目的で何のためにこうしているのか本当に分からない」と訴え、「現在、(選手たちが)言及している内容は事実ではない」と改めて強調した。

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