韓国政府、台風25号被害の復旧に2360億ウォン支援へ

韓国行政安全部は30日、中央災難安全対策本部会議を開き、今月初めに発生した台風25号により被害を受けた地域の復旧に、計2360億ウォン（約236億円）を支援することに決定した。

　南部地域を直撃した台風25号により、全国で2人が死亡、1147棟の住宅が破損・浸水した。また道路施設や河川の堤防が崩壊・流失するなど、計84の市・郡・区で約549億ウォンの被害が報告された。

　韓国政府は、迅速な復旧支援のため中央災難被害合同調査団の運営機関を短縮（7日から5日）し、関係部署間の推進日程・規模など関連情報をリアルタイム共有するなど、積極的な協力業務を通して復旧計画樹立期間を最少化した。

　なお、復旧費用2360ウォンのうち、住宅の破損・浸水、農耕地の流失など被害を被った住民へ被害復旧支援費用として230億ウォンが支給される。道路、河川、漁港など公共施設被害の復旧には2130億ウォンが使用される計画だ。