「シルム」、ユネスコの無形文化遺産登録決定の見通し…南北合同登録に注目

韓国と北朝鮮の伝統民族競技「シルム」が国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産登録が決まる見通しだ。

　韓国文化財庁がユネスコ無形文化遺産の登録を申請した「シルム」が29日、無形文化遺産委員会傘下Evaluation Bodyの審査結果により、「登録勧告」判定を受けたと明らかにした。

　Evaluation Bodyは申請遺産の評価結果をinscribe（登録）、refer、not to inscribeに区分し、無形遺産保護政府間委員会に勧告するのだが、登録を勧告した場合、特別な異変がない限りそのまま受容される。

　今回inscribe勧告を受けた「シルム」は11月26日～12月1日、モーリシャス・ポートルイスで開催される第13回無形遺産保護政府間委員会議で登録有無が最終決定する。

　「シルム」は2014年、南北が合同でユネスコに登録申請し、2015年に北朝鮮がこれを単独で申請、韓国も2016年3月に別途、申請した。北朝鮮の「シルム」も今回の審査で登録勧告を受けた。