ビーガン氏は朝米(米朝)非核化交渉の実務の責任者で、韓国のカウンターパートは外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長。李氏は北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める。
李氏は21~23日に米ワシントンを訪れ、ビーガン氏と朝米非核化対話の戦略を協議したばかり。それから1週間ほどでのビーガン氏の来韓に、朝米交渉の状況に変化が生じたのではないかとの観測も浮上する。
また、ビーガン氏が韓国滞在中、南北軍事境界線がある板門店で北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官と実務交渉を行うことがあるかも関心が集まる。
先に米国は、オーストリア・ウィーンでの実務会談開催を北朝鮮に提案していたが、北朝鮮が反応を示さず実現していない。一方、朝米は6月にシンガポールで初の首脳会談を開催した際は、その前に板門店で実務会談を重ねていた。
ビーガン氏は来週韓国側と、朝米の今後の交渉を先立ち、北朝鮮政策の調整を図るとみられる。外交筋は「李本部長の訪米に続くビーガン特別代表の来週来韓は、朝米高官級協議などに先立ち韓米間の戦略的な連携を強化する契機になると期待する」と述べた。
ビーガン氏の来韓は、8月末の就任後、これが4回目となる。今月7日にはポンペオ米国務長官の訪朝に同行し、直後に韓国を訪れた。
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