カカオが準備する相乗りサービスにタクシー業界は強く反発している=(聯合ニュース)
カカオが準備する相乗りサービスにタクシー業界は強く反発している=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国調査会社のリアルメーターが22日に公表した世論調査結果によると、IT(情報技術)サービス大手、カカオが「カープール」と呼ばれる相乗りサービスを実施することについて、「市民の便益増進に役立つため賛成する」との回答が56.0%を占めた。「タクシー運転手の生存権保護のため反対する」は28.7%、「分からない・無回答」は15.3%だった。調査は全国の成人500人を対象に19日に実施された。

 タクシーや運転代行などの交通事業を展開するカカオは2月に相乗りサービスを提供する会社を買収。スマートフォンのアプリを使って目的地や方向が同じ人同士が自家用車に相乗りできるようマッチングするサービスの実施を準備している。タクシー業界はこれに猛反発しており、18日にはストライキを実施するとともにソウルで大規模な抗議集会を開いた。

 調査では、全ての地域、年齢層、政党支持層で賛成が優勢だった。地域別では相乗りサービスの潜在的顧客が多いソウル周辺の京畿道・仁川市(賛成60.2%、反対27.9%)、年齢層別では通勤時間帯のタクシー利用が多い30代(同68.6%、23.2%)と40代(同66.0%、23.9%)で賛成の割合が相対的に高かった。


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