高麗時代の衣装(清州市提供)=(聯合ニュース)
高麗時代の衣装(清州市提供)=(聯合ニュース)
【清州聯合ニュース】現存する世界最古の金属活字本で、2001年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された、仏教書「直指心体要節」(直指)の価値を世界に広めてきた「2018清州直指コリア国際フェスティバル」が、21日閉幕する。 同日午後6時から韓国中部・忠清北道清州市の清州芸術の殿堂広場で開かれる閉幕式には、直指コリア組織委員長の韓凡悳(ハン・ボムドク)清州市長、河在星(ハ・ジェソン)市議会議長や観覧客、市民ら数百人が出席する。 閉会式は「バランスと調和」をテーマにしたオーケストラの演奏に続き、出席者が「千年大鐘」を3回打って始まる。打鐘式は直指コリア国際フェスティバルが成功裏に開催されたことに対し、天・地・人に感謝する意味が込められている。 続いて直指の価値と技術、未来に対するメッセージを光で表現したメディアショーが行われ、開幕から閉幕までの記録映像が上映される。 今回の閉幕式では、1377年に直指が誕生した高麗の文化と精神を知ることができる「高麗韓服(伝統衣装)ファッションショー」も開催され、スーパーモデルなど20人のモデルが、韓国の代表的なデザイナーが製作した高麗衣服を着てランウェイを歩く。 直指コリア組織委員会の関係者は「高麗王室の大礼服と礼服、貴族層の官服と服飾、庶民の衣服までを知ることができる特別な機会になるだろう」と説明した。 ファッションショーのフィナーレでは直指の刊行に貢献した尼僧、妙徳の衣装を人気モデルのパク・ビョルが披露する。 「直指の森への散歩」をテーマにした2018清州直指コリア国際フェスティバルは、21日まで開催される。
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