握手を交わす李氏(左)と長嶺氏=17日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす李氏(左)と長嶺氏=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は17日、国会で長嶺安政・駐韓日本大使と会談し、朝鮮半島の平和体制構築に向けた両国の協力強化などについて意見交換した。 李氏は「金大中(キム・デジュン)政権と盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の際も両国は友好関係を維持し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任してからも両国関係は円満に発展している」と評価。文大統領の自伝「運命」の日本語版が今月4日に出版されたことを取り上げ、「文大統領は序文で金大中・小渕共同宣言が目標として示した平和と繁栄の未来に両国が進んでいくことは十分可能で、遠からず真の友人になれると言及した」と紹介した。 また、「9日、韓日パートナーシップ宣言20周年記念シンポジウムに安倍晋三首相が出席し、両国関係の改善のため、金大中・小渕氏のような政治のリーダーシップが必要だと言及した」として、朝鮮半島の完全な非核化や恒久的な平和体制構築のため、両国が緊密な意思疎通や協力を今後も続けられるよう、長嶺氏に両国関係発展のために役割を果たすよう要請した。 会談に同席した民主党関係者によると、李氏は非公開会談で「両国の交流がより活発になることを望む」として、韓日議員連盟レベルの交流だけでなく、自民党と民主党の交流も希望した。長嶺氏は南北関係改善や朝鮮半島非核化に向けた文在寅大統領や民主党の取り組みを評価し、日本と北朝鮮の関係改善にも期待を示した。 李氏は「韓日間の歴史問題で困難はあるが、こうした問題を賢明に克服し、両国関係をさらに強く発展させなければならない」と強調。長嶺氏も同感したという。
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