17年9月19日、米ニューヨークで会談する文大統領(右)とメイ首相=(聯合ニュース)
17年9月19日、米ニューヨークで会談する文大統領(右)とメイ首相=(聯合ニュース)
【パリ聯合ニュース】欧州を歴訪中の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、ベルギー・ブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会合に出席するため、18日(現地時間)から1泊2日でベルギーを訪問し、19日に英国のメイ首相と首脳会談を行う。 文大統領とメイ首相の会談は、昨年9月にニューヨークで開催された国連総会の際に行われたのに続き、今回が2回目となる。 文大統領は今回の首脳会談で、南北・韓米首脳会談で進展のあった朝鮮半島非核化と恒久的な平和定着プロセスについて説明するとみられる。英国は国連安全保障理事会の常任理事国のため、文大統領は対北制裁の緩和について協力を要請する見通しだ。 文大統領は今回の欧州歴訪で、北朝鮮の非核化を早期に実現させるための対北制裁緩和の必要性を説明し、この問題が広く議論されるよう注力する姿勢を示している。 文大統領は15日にパリで行われたフランスのマクロン大統領との首脳会談でも、「少なくとも北の非核化が後戻りできない段階になったと判断できれば、国連の制裁緩和を通じて非核化をさらに促進させなければならない」と強調。「国連安全保障理事会常任理事国として、このような役割を果たしてほしい」と要請した。 アジア21カ国、欧州30カ国の首脳が集まり、テロやサイバー安保などの問題だけでなく、朝鮮半島非核化についても集中的に議論されるとみられるASEM首脳会合で、文大統領は韓国政府の非核化構想と意志を訴える考えだ。 このほか、文氏は韓英首脳会談と同じ日にドイツのメルケル首相、タイのプラユット首相ともそれぞれ首脳会談を行い、朝鮮半島非核化の早期実現に向けた韓国政府の取り組みに対して支持を求める予定だ。
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