韓国　けさのニュース（１０月１６日）

◇北朝鮮非核化　「不可逆的段階での制裁緩和」に言及＝文大統領　フランスを国賓として訪問している韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１５日午後（現地時間）、「少なくとも北の非核化が後戻りできない段階になったと判断できれば、国連の制裁緩和を通じて非核化をさらに促進させなければならない」との考えを示した。マクロン大統領との首脳会談で述べた。文氏はマクロン氏に対し「国連安全保障理事会常任理事国として、このような役割を果たしてほしい」と要請した。◇対北制裁　「国連全加盟国の完全履行を期待」＝米国務省　米国務省は１５日（現地時間）、韓国と北朝鮮が閣僚級会談で鉄道・道路の連結・整備に向けた着工式を１１月下旬から１２月初旬までに行うことで合意したことに関連し、南北関係と北朝鮮非核化問題が並行して進展しなければならないとの原則をあらためて確認した上で、国連加盟国の制裁履行を強調した。国務省関係者は南北閣僚級会談の合意内容に関する質問に対し「文大統領が明らかにした通り、 北朝鮮核問題の解決と切り離して南北関係改善を進展させることはできない」と述べた。◇再び上がった原油価格　輸入物価も再上昇　国際原油価格が再び上昇したのに伴い、韓国の輸入物価も再上昇した。韓国銀行（中央銀行）が１６日発表した９月の輸出入物価指数によると、輸入物価指数は９０．６９で前月比１．５%上昇した。輸入物価は１～７月に上がり、８月に０．２%下がったが下落は続かなかった。◇「不正幼稚園」の実名公開に消極的な教育当局　私立幼稚園にまん延する不正が明らかになり保護者たちは憤慨しているが、教育部や全国の大部分の教育庁（教育委員会に相当）は「不正幼稚園」の実名公開を避けている。教育当局は「関連法違反の可能性がある」との理由を挙げているが、不正を根絶すべきだとする国民の情緒に背を向けた判断との批判が溢れている。実名公開を避けている教育部と大多数の市・道教育庁の煮え切らない態度は、以前から実名を公開してきた蔚山市教育庁や世宗市教育庁とは対照的だ。