「満月台」の南北共同発掘調査が行われる予定の区域(文化財庁提供)=(聯合ニュース)
「満月台」の南北共同発掘調査が行われる予定の区域(文化財庁提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・開城にある高麗時代の王宮遺跡「満月台」の南北共同発掘調査が早ければ22日にも始まる見通しだ。韓国文化財庁が15日、伝えた。 北朝鮮の民族和解協議会は同日、韓国の南北歴史学者協議会に対し22日からの発掘調査再開を提案した。調査に関する細部事項は関係官庁の協議で決まるという。 過去に満月台の共同発掘調査を行った両団体は先月、開城で開かれた実務協議で同27日から3カ月にわたり発掘調査を実施することで合意したが、北朝鮮側が準備不足などを理由に延期を要請していた。 鄭在淑(チョン・ジェスク)文化財庁長は、2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)の11周年記念共同行事「10・4 11周年民族統一大会」に出席するため政府代表団の一員として今月4~6日に訪朝した際、北朝鮮側に発掘調査の再開を提案した。 満月台は2013年に世界遺産に登録された「開城の歴史的建造物と遺跡」の一部。919年に建設され、1361年に全焼した。 共同発掘調査は2007年から7回にわたり実施された。これまでに3万3000平方メートルのうち1万9000平方メートルの調査を終え、約40棟の建物跡や約1万6500点の遺物などが確認された。
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