慰安婦被害者と指切りしながら問題解決を約束する陳長官(右)=11日、広州(聯合ニュース)
慰安婦被害者と指切りしながら問題解決を約束する陳長官(右)=11日、広州(聯合ニュース)
【広州聯合ニュース】先月就任した韓国の陳善美(チン・ソンミ)女性家族部長官は11日、旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ被害者と面談し、被害者支援財団「和解・癒やし財団」の運営問題をはじめとする慰安婦問題を速やかに解決するとの方針を表明した。

 陳氏は和解・癒やし財団について「(問題解決に向けた)早い処理をお見せできるよう多様な方法について悩み、相談するようにしたい」と述べた。

 同財団は朴槿恵(パク・クネ)政権時代だった2015年末の慰安婦問題を巡る韓日合意に基づき、日本が拠出した10億円により設立されたが、韓国内で合意を巡る論争が続き、現在はその機能が事実上停止した状態だ。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月、米ニューヨークで行った安倍晋三首相との会談で、財団について「国民の反対により正常に機能することができず、枯死せざるを得ない状況」としながら、「知恵を出し、けりをつける必要がある」と述べた。

 陳氏と面談した被害者4人は財団を巡る問題の解決を求めるとともに、日本政府が正式な謝罪と法的賠償をするよう努力してほしいと訴えた。


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