青瓦台の金報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
青瓦台の金報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が北朝鮮に対する韓国の独自制裁措置の解除を検討中と発言したことに関し、トランプ米大統領は「米国の承認なしではそう(解除)しないだろう」と述べた。韓国青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は11日の定例会見で、トランプ氏の反応について問われると、「すべての事案は韓米間の共通した認識と協議がある中で進むという意味と受け止める」と答えた。また、「韓米の間で緊密に協議しているという意味」とも述べた。

 韓国は北朝鮮による2010年3月の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、同年5月24日から南北経済協力などを禁じた独自制裁措置(5・24措置)を実施している。康氏は今月10日、外交部に対する国会の国政監査で、制裁措置の解除について「関係官庁と検討中」と述べた。

 この発言に関し、トランプ氏は10日(米東部時間)に記者団から質問されると、「彼らはわれわれの承認なしには何もしないだろう」と答え、北朝鮮が非核化措置を取らない限り制裁は緩和できないとの原則を改めて示した。制裁緩和に関し韓国政府との接触があったかとの問いにも、同じ言葉を繰り返した。


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