今年4月に米ワシントンで開催された国際通貨金融委員会(IMFC)に出席した各国代表(企画財政部提供)=(聯合ニュース)
今年4月に米ワシントンで開催された国際通貨金融委員会(IMFC)に出席した各国代表(企画財政部提供)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政部長官が、主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議と国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会に出席するため、10日からインドネシア・バリを訪問する。

 11、12両日に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議では、グローバル金融市場での不安や貿易摩擦などのリスク要因への対応策を模索し、危機の予防管理のための国際金融体制構築、民間資本のインフラ投資活性化、アフリカとの関係強化推進の点検などの議題を話し合う。

 金氏は世界経済のリスクの根本要因を探し出して解決し、加盟国の協力と包容性を基にバランスと調和の取れた成長を推進する考えを示す計画だ。

 また、金氏は12日午前に開かれるIMF・世銀年次総会と13日の国際通貨金融委員会(IMFC)にも出席する。

 今回の会議への出席に合わせ、他国の高官や国際機関トップなどとも面談を行う。

 ムニューシン米財務長官と為替政策や通商政策など韓米両国の懸案に関して協議するほか、IMFのラガルド専務理事とは世界経済の動向やリスク要因について議論する予定だ。

 金氏はバリ訪問中に格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、フィッチ・レーティングスなどの担当者に会い、韓国の経済動向と対北朝鮮動向などを説明する。

 このほか、中南米の自由貿易圏「太平洋同盟」のメキシコ、チリ、ペルー、コロンビアの代表との会合や米州開発銀行(IDB)のモレノ総裁が出席する韓国・太平洋同盟高官級協議体の発足に向けた会議も開催される。


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