高麗ホテルで会談を行う南北の代表団(写真共同取材団)=5日、平壌(聯合ニュース)
高麗ホテルで会談を行う南北の代表団(写真共同取材団)=5日、平壌(聯合ニュース)
【平壌(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は5日午後、南北首脳が先月に署名した「平壌共同宣言」の履行などについて協議した。 協議は北朝鮮・平壌で行われ、韓国側からは趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官を首席代表とし、権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部次官、鄭在淑(チョン・ジェスク)文化財庁長、林尚燮(イム・サンソプ)山林庁山林政策局長、アン・ムンヒョン国務総理室審議官の5人が出席した。 北朝鮮側からは祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長と田鍾秀(チョン・ジョンス)副委員長、朴浩英(パク・ホヨン)国土環境保護省次官など5人が参加した。 閣僚級会談の韓国首席代表を務めてきた趙明均氏と北朝鮮側団長の李善権氏が対面し協議を行ったことで、事実上の閣僚級会談とみなすことができる。 協議では平壌共同宣言の履行策について話し合われたという。履行に向けた分野別協議の日程などが決まった可能性もある。 趙氏は協議の冒頭、平壌で同日開催された2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)の11周年記念共同行事「10・4 11周年民族統一大会」が成功し、板門店宣言と平壌共同宣言を今後さらに積極的かつ徹底して履行していく上で重要な一歩となる機会になったと話した。 李氏は、約半月前に南北首脳会談が行われ、金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官も訪朝するなど、機会があるたびにさまざまな内容が話し合われたとし、今回も南北の協力と交流を担当する官庁の責任者が全て参加したと言っても過言ではないと話した。 その上で、「きょうのこの面談は南側が要求したものであるため、南側の意見を聞いてわれわれが返答する方法で進めたい」とした。  一方、高麗ホテルでは分野ごとの南北協議も行われた。
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