9月11日にベトナム・ハノイで会談したときの康氏(左)と河野氏=(聯合ニュース)
9月11日にベトナム・ハノイで会談したときの康氏(左)と河野氏=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は26日(米東部時間)、国連総会出席のため訪問中の米ニューヨークで日本の河野太郎外相、中国の王毅国務委員兼外相と相次いで会談した。

 康氏は会談で先の南北首脳会談の結果を説明し、北朝鮮非核化、朝鮮戦争の終戦宣言など朝鮮半島の平和定着、南北関係発展に向けた日中の協力と支持を要請したとみられる。

 韓日外相会談では旧日本軍慰安婦の被害者を支援する「和解・癒やし財団」の存廃問題が取り上げられたようだ。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日にニューヨークで開かれた安倍晋三首相との会談で、同財団の解散を求める声が韓国国内で強いことを説明。被害者と国民の反対により財団が正常に機能することができず、枯死せざるを得ない状況だとしながら、「知恵を出し、けりをつける必要がある」と述べた。

 和解・癒やし財団は、韓国が朴槿恵(パク・クネ)政権期だった2015年末の日本政府との合意に基づき、日本が10億円を拠出し、韓国に設立された。文大統領の発言は財団を解散する意をほのめかしたものといえる。

 文大統領は26日に行った国連総会での一般討論演説で「わが国は(旧)日本軍慰安婦の被害を直接経験した」と述べ、慰安婦問題に言及した。


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