金剛山の離散家族面会所(資料写真)=(聯合ニュース)
金剛山の離散家族面会所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、南北首脳が朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の常設面会所の早期開所で合意したことを受け、北朝鮮との実務協議を経て近く北朝鮮南東部・金剛山にある既存の面会所の改修・補修工事に取り掛かる方針だ。 南北首脳が19日に署名した平壌共同宣言は、南北は金剛山地域の離散家族常設面会所を早い時期に開所することにし、このため既存の面会所施設を速やかに復旧するとうたっている。 韓国統一部の当局者は20日、面会所施設の工事について、「平壌共同宣言に総括的な内容が盛り込まれたため、近く具体的な協議をすることになるだろう」と伝えた。関連の南北協議は北朝鮮・開城にこのほど開所した南北共同連絡事務所で行われる見通しだ。 2008年に完成した面会所は地下1階、地上12階建ての建物に約200の客室を備え、最大1000人を収容できるが、実際には宿泊のための家具などは完備されていないという。 先月、約3年ぶりに離散家族再会行事が開催され、面会所の広間など一部は補修が行われたが、常設面会所として開所するためには建物全般に手を入れる必要がある。 常設面会所が開所すれば、これまで単発的に実施されていた団体での面会が定例的に行われることになる見通しだ。
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