7月31日に板門店で開かれた南北将官級会談=(聯合ニュース)
7月31日に板門店で開かれた南北将官級会談=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は13日午前、軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で軍事実務会談を開き、「包括的軍事分野の合意書」の締結に必要な実務問題を協議する。

 今回の会談は北朝鮮側の開催提案を韓国側が受け入れ実現した。

 会談では、合意書に含まれる非武装地帯(DMZ)内の見張り所(GP)の試験的な撤収や朝鮮戦争戦死者の遺骨の共同発掘、板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化などについて実務レベルで最終調整が行われる見通しだ。

 最終調整が終われば、18~20日に平壌で開催される南北首脳会談で包括的軍事分野の合意書が採択される。

 韓国国防部の関係者は「7月31日の南北将官級軍事会談で議論した議題の事案別の履行時期や実行方法などの方向性がこの合意書に含まれる」と説明した。

 韓国からは国防部のチョ・ヨングン北朝鮮政策課長(陸軍大佐)を首席代表に3人が出席する。北朝鮮も大佐級を首席代表に据えるとみられる。

 南北は7月31日の将官級軍事会談で遺骨共同発掘や見張り所撤収、JSA非武装化を進めることで大枠で見解が一致した。その後、軍通信線を通じてファクスをやり取りしながら細部を調整してきたとされる。

 見張り所については10か所程度を撤収する案が調整されている。遺骨共同発掘の候補地としては、朝鮮戦争の激戦地の一つ、江原道・鉄原郡周辺が検討されるという。


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