文大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
文大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】調査会社の韓国ギャラップが7日に発表した世論調査結果によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ4ポイント下落した49%となり、就任後初めて50%を割り込んだ。不支持率は4ポイント上昇し、就任以来最高の42%となった。

 調査は4~6日、全国の成人1000人を対象に実施された。

 文大統領を支持する理由としては「北との関係改善」(16%)が最も多く、「対北・安全保障政策」(11%)、「最善を尽くしている・頑張っている」(10%)、「庶民のための努力・福祉拡大」(9%)などが挙がった。

 一方、支持しない理由では「経済・民生問題の解決不足」(41%)が最多だった。続いて、「対北関係・親北傾向」(8%)、「最低賃金引き上げ」(7%)、「不動産政策」「雇用問題・雇用不足」(いずれも6%)などだった。

 同社は「文大統領の就任から1年4か月で初めて支持率と不支持率の差が10ポイント以内に縮んだ」として、背景には最低賃金や雇用、所得主導成長を巡る論争、不動産市場の不安定化などがあるとの分析を示した。

 政党支持率は与党「共に民主党」が前週比で1ポイント上昇の41%、最大野党「自由韓国党」と「正義党」はいずれも前週と同じ12%だった。「正しい未来党」は9%、「民主平和党」は1%だった。


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