上の写真が最近撮影された自動車工場で、赤い線で囲んだ部分がICBM組み立て施設があった場所。下の写真は8月中旬に撮影された同じ場所の衛星写真(VOAホームページから)=(聯合ニュース)
上の写真が最近撮影された自動車工場で、赤い線で囲んだ部分がICBM組み立て施設があった場所。下の写真は8月中旬に撮影された同じ場所の衛星写真(VOAホームページから)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は7日、北朝鮮の平壌近くにある大陸間弾道ミサイル(ICBM)組み立て施設が完全に解体されたと報じた。

 この組み立て施設は平壌に近い平安南道・平城の自動車工場内にある。VOAは民間の衛星写真を基に、「1日時点で、施設があった場所には布らしき物が置かれているだけで、建物や建築資材は全くなかった」と伝えた。また、同じ場所を写した別の衛星写真でも高層施設のためにできる影などがまったく見られないとした。

 VOAによると、この施設は7月に一度なくなった後、工事用の構造物が建てられ大きな布で覆われた。8月中旬に撮影された衛星写真でも一部の構造物が残っていたが、最新の写真では構造物がそっくり消えたとして、「施設の解体が最終的に終わったと観測される」と伝えた。

 北朝鮮は昨年11月、ICBM級の「火星15」をこの施設で移動式発射台に積んだ後、すぐに発射した。


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