金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長、右)と韓国の特使団(コラージュ)=(聯合ニュース)
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長、右)と韓国の特使団(コラージュ)=(聯合ニュース)
◇北が米に不満示す 韓国には南北関係のさらなる改善要求 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は韓国特使団の訪朝を翌日に控えた4日の論評で、米国に対し、南北関係の進展を阻んでいるとして不満を示し、韓国政府には関係改善の加速を求めた。同紙はポンペオ米国務長官の訪朝中止後も米国への非難を自制してきたが、今回の論評では「野蛮な行為」などの表現を使って批判した。◇文大統領の特使団あす訪朝 南北会談日程・朝米交渉再開など調整へ 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が派遣する特使団が5日、訪朝する。鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(大統領府)国家安保室長をはじめとする特使団は、明日の朝に京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)を出発し、任務を終えて午後に韓国に戻る予定だ。特使団の派遣により、文大統領の9月の訪朝と南北首脳会談の日程を確定するとともに非核化交渉を巡る北朝鮮と米国の意見の隔たりを縮め、膠着(こうちゃく)状態にある朝米(米朝)間の非核化交渉を打開できるかが注目される。◇韓進グループ関連企業を家宅捜索 「ナッツ姫」父を聴取へ ソウル地方警察庁は、大韓航空を中核とする韓国の財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長が会社の金で警備員を自宅に勤務させた疑惑に絡み、関連企業の事務所を家宅捜索した。警察はこの日押収した資料や関係者の取り調べ内容などを基に、近く趙会長を出頭させて事情聴取する予定だと説明した。趙氏は、大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り滑走路に向かっていた機体を引き返させ「ナッツ姫」と呼ばれた趙顕娥(チョ・ヒョンア)大韓航空元副社長の父親。◇兵役期間短縮を閣議決定 陸軍は21カ月から18カ月に 韓国政府が閣議で、10月に除隊する兵士から兵役期間を段階的に減らし、陸軍・海軍・海兵隊は3カ月、空軍は2カ月短縮することを決めた。陸軍や海兵隊などの兵役期間は21カ月から18カ月に、海軍などは23カ月から20カ月に、空軍は24カ月から22カ月に減る。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は大統領選で兵役期間の短縮を公約に掲げていた。◇4~6月成長率振るわず 利上げは不透明に  韓国銀行(中央銀行)が発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.6%増と、7月下旬発表の速報値を0.1ポイント下回った。建設・設備投資はマイナス成長し、民間消費の伸びは2016年10~12月期以来の低水準だった。景気状況が厳しい中、10月または11月の政策金利引き上げも難しいとの見方が強まっている。
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