特使団派遣を発表する金報道官=31日、ソウル(聯合ニュース)
特使団派遣を発表する金報道官=31日、ソウル(聯合ニュース)
◇北朝鮮に大統領特使派遣へ 首脳会談日程など協議=韓国 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は来月5日、平壌に特別使節団を派遣する。青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が31日、発表した。韓国政府はこの日午前、北朝鮮に通知文を送って特使団の派遣を提案。北朝鮮が受け入れを表明したという。金報道官は特使団について、「(9月の平壌での開催で合意している)南北首脳会談の具体的な日程や南北関係の発展、朝鮮半島の非核化、平和定着などを幅広く協議する」と述べた。◇韓国中銀 政策金利1.5%据え置き続く 韓国銀行(中央銀行)は31日、定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年1.50%で据え置いた。昨年11月に1.25%から1.50%に利上げして以降、6回連続の据え置き。雇用関連の指標が大幅に悪化し、消費者と企業の心理も冷え込んでいることが背景にあるとみられる。◇北朝鮮高官の米国務長官宛て書簡 不信感にじませる強いトーン  ポンペオ米国務長官の訪朝中止の原因になったと米メディアが報じた北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長のポンペオ氏宛て書簡について、米政府高官は「快く何かを渡す考えがなければ来ないでくれ」といった強いトーンだったと言及した。ロイター通信が30日、伝えた。この高官は「彼ら(北朝鮮)は基本的に、われわれ(米国)がすべきことを十分にしないでいると考えている」と述べたという。◇南北連絡事務所 目標の8月開所ならず 北朝鮮の開城工業団地に設置予定の南北共同連絡事務所は、目標としていた8月中の開所がかなわなかった。統一部によると、連絡事務所はいつでも開所できる用意が整っているが、開所式の日取りは決まっていない。ポンペオ米国務長官の訪朝が中止になり、非核化と平和体制を巡る北朝鮮と米国の交渉が停滞していることが、南北首脳会談の板門店宣言の履行など南北関係の進展にも影響を与えている。◇ソウル市内の工事現場で地面陥没 約2百人が避難 ソウル市衿川区で地面が陥没し、住民が緊急避難した。消防当局によると、同区内のマンションの向かいの工事現場と一方通行の道路が縦10メートル、横30メートル、深さ6メートルにわたって陥没した。これによりマンションの住民約200人が避難し、2人が精神的ショックを訴え病院に運ばれた。消防当局はこのところの大雨が影響を与えた可能性が大きいとみている。◇台風21号 来週前半に日本上陸か 気象庁によると、猛烈な台風21号は31日午前9時現在、グアムの北方490キロの海上を時速21キロで西に進んでいる。この後進路を北寄りに変え、来週前半ごろ日本の本州に接近して上陸する恐れがある。
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