文大統領の支持率は下落傾向が続いている(コラージュ)=(聯合ニュース)
文大統領の支持率は下落傾向が続いている(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】調査会社の韓国ギャラップが31日に発表した世論調査結果によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ3ポイント下落した53%だった。同社の前回の調査に続き、2週連続で就任後の最低記録を更新した。不支持率は5ポイント上昇の38%で、過去最高となった。

 調査は28~30日、全国の成人1000人を対象に実施された。

 今回の調査で文大統領を支持する理由は「北との関係改善」(14%)が最も多く、「庶民のための努力・福祉拡大」(11%)、「対北・安全保障政策」(10%)、「最善を尽くしている・頑張っている」(9%)などの順だった。

 一方、支持しない理由では「経済・民生問題の解決が不十分」(41%)が最も多く、「対北関係・親北傾向」(10%)、「最低賃金引き上げ」(9%)、「過去のことを蒸し返す・報復政治」「雇用問題・雇用不足」「独断的・一方的・不公平」「過剰な福祉」(いずれも4%)などが続いた。

 政党支持率は与党「共に民主党」が前週比で2ポイント下落の40%、野党「正義党」が3ポイント下落の12%だった。最大野党「自由韓国党」は前週比1ポイント上昇の12%、野党「正しい未来党」は2ポイント上昇の7%だった。

 このほか韓国政府の政策に対する調査も行われ、所得主導型の成長政策に対しては賛成意見が60%、反対意見が26%だった。経済成長と所得分配のうちどちらに重きを置くべきかについては、49%が経済成長、40%が所得分配と答えた。


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