マティス米国防長官=(EPA=聯合ニュース)
マティス米国防長官=(EPA=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は、マティス米国防長官が28日(現地時間)に韓米合同軍事演習をさらに中止する計画はないと言及したことに対し、「合同演習の中止に関する韓米間のこれまでの合意の延長線上で発言した内容とみられる」との見解を明らかにした。

 同当局者は29日、マティス氏の発言に対し「(韓米演習の中止に関して)新たな合意がなされたことはない」と述べた。

 その上で「韓米両国は、朝鮮半島非核化と平和定着のプロセスが揺るぎなく進展すべきだとの確固たる認識を共有している」とし、これを後押しするための緊密な協議を続けていくと強調した。

 韓米両国は6月12日にシンガポールで行われた朝米(米朝)首脳会談の後、韓米両軍の定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)と韓米の海兵隊合同演習を無期限で延期した。

 マティス氏は記者会見で、韓米合同軍事演習を再開するかどうかについて「現在としては韓米合同軍事演習をさらに中止する計画はない」と述べた。

 また米国務省のナウアート報道官は、マティス氏の発言に関して記者会見で「ポンペオ国務長官とマティス長官はこのようなこと(韓米演習)について多くの対話を交わした。われわれは非常に緊密に調整している」と説明した。


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