韓国　きょうのニュース（８月２４日）

◇朴槿恵前大統領に懲役２５年と罰金２０億円　一審より重い判決　長年の知人、崔順実（チェ・スンシル）被告（６１）と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われた韓国前大統領、朴槿恵（パク・クネ）被告（６６）の控訴審判決公判がソウル高裁であった。高裁は朴被告に一審より重い懲役２５年、罰金２００億ウォン（約１９億９０００万円）＝求刑・懲役３０年、罰金１１８５億ウォン＝を言い渡した。一審判決は懲役２４年、罰金１８０億ウォンだった。朴被告はこの日も出廷しなかった。崔順実被告の控訴審判決公判もソウル高裁であり、高裁は崔被告に一審と同様、懲役２０年（求刑・懲役２５年）を言い渡した。◇米国務長官が来週訪朝　非核化・終戦宣言合意なるか　ポンペオ米国務長官が来週訪朝すると表明したことを受け、専門家の間では楽観論と悲観論が飛び交っている。北朝鮮が廃棄可能な核施設のリストを提出するのと引き換えに米国が朝鮮戦争の終戦宣言に応じるとの予想が出ている一方、ポンペオ氏の訪朝目的は北朝鮮担当特別代表に起用された米自動車大手フォード・モーターのスティーブン・ビーガン副社長を紹介し、朝米（米朝）が本格的な実務交渉を開始することで、非核化の日程提示と終戦宣言の合意は容易ではないとする意見もある。◇文大統領の支持率５６%　就任後最低に　調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は前週に比べ４ポイント下落した５６%だった。同社の調査では昨年５月の就任後最低となる。不支持率は１ポイント上昇の３３%だった。文大統領の支持率は就任後、７０%以上の高水準を維持してきたが、今年６月の統一地方選以降、８週連続で下落。先週は上昇に転じていた。