高裁に入廷する崔被告=24日、ソウル(聯合ニュース)
高裁に入廷する崔被告=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・朴槿恵(パク・クネ)前政権で起こった国政介入事件で、朴前大統領(公判中)の長年の友人で収賄罪などに問われた崔順実(チェ・スンシル)被告(61)の控訴審判決公判が24日、ソウル高裁で開かれた。高裁は崔被告に一審と同様、懲役20年(求刑・懲役25年)を言い渡した。

 崔被告は朴前大統領と共謀して約50の大企業に対し、二つの財団に774億ウォン(約70億円)を拠出させた罪などで起訴された。6月の控訴審論告求刑公判で検察は「大統領の権限に民間人の被告が過度に介入して違法な方法で権限を行使し、結果的に国民主権主義という憲法の価値を侵害した」として、「最高権力者の大統領と陰の実力者、財閥の後継者が長期間癒着関係を築いた政経癒着事件」と主張し、重刑を求めた。

 この日の判決公判に先立ち、朴被告の控訴審判決公判も同高裁で開かれ、高裁は朴被告に一審より重い懲役25年、罰金200億ウォン(約19億9000万円)=求刑・懲役30年、罰金1185億ウォン=を言い渡した。一審では懲役24年、罰金180億ウォンだった。


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