韓国の家族との個別面会のため、手を取り合ってホテルに入る北朝鮮の家族(ニュース通信取材団)=21日、金剛山(聯合ニュース)
韓国の家族との個別面会のため、手を取り合ってホテルに入る北朝鮮の家族(ニュース通信取材団)=21日、金剛山(聯合ニュース)
【金剛山(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった韓国と北朝鮮の離散家族の再会行事は2日目の21日、午後3時から北朝鮮南東部の景勝地・金剛山の金剛山ホテルで全員集まっての団体面会が始まった。 韓国側の離散家族89人とその家族の計197人は20日に金剛山を訪れ、北朝鮮に暮らす家族185人と約65年ぶりに再会した。この日は全員集まった場で対面した。 21日は午前10時すぎから昼食を含め約3時間、参加者が宿泊する外金剛ホテルの各自の個室で、それぞれ家族だけで会う時間が設けられた。南北の家族はこの間の積もる話をするなど思い思いに過ごし、一緒に昼食の弁当を食べた。この個別面会を経た午後の団体面会は、より打ち解けたムードになりそうだ。 過去の再会行事でも個別の面会はあったが、家族だけで食事をしたのは今回が初めて。離散家族のイ・ヨンブさん(76)は、家族水入らずでの昼食は「どれほどおいしかったことか」と満足感を示した。 午後の2時間の団体面会後、夕食は韓国側出席者だけで取り、2日目の日程を終える。 最終日の22日は午前11時から午後1時まで、別れを交わす時間と全員での昼食時間を過ごす。家族の再会はこれを最後とし、韓国側出席者は午後2時前ごろ現地を出発する。 24~26日には北朝鮮側の行事出席者が韓国の家族と再会する。
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