北朝鮮で暮らす親族に会う予定の韓国側出席者(右)。再会時に見せる家族写真も準備した(ニュース通信取材団)=19日、束草(聯合ニュース)
北朝鮮で暮らす親族に会う予定の韓国側出席者(右)。再会時に見せる家族写真も準備した(ニュース通信取材団)=19日、束草(聯合ニュース)
◇南北離散家族ついに再会 北朝鮮・金剛山で  朝鮮戦争などで生き別れになった韓国と北朝鮮の離散家族の再会行事が20日、北朝鮮南東部の景勝地・金剛山で始まった。26日まで。韓国側から行事に参加する離散家族89人とその家族は20日午前、北朝鮮に近い北東部の江原道・束草をバスで出発。一行は金剛山ホテルの宴会場で約2時間、全員が集まる形で再会した。生き別れになった時期はそれぞれ異なるが、朝鮮戦争休戦協定(1953年7月)を基準にすれば65年ぶりの再会となる。南北離散家族の再会行事は2015年10月以来、2年10カ月ぶり。◇北朝鮮 アジア大会開会式での南北合同入場を報道  北朝鮮の内部向けメディアは20日、インドネシア・ジャカルタで18日に開かれた第18回アジア競技大会の開会式で韓国と北朝鮮が合同入場したことを報じた。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は、開会式に李龍男(リ・リョンナム)副首相が団長を務める高官級代表団と北朝鮮オリンピック委員会代表団が出席したとしながら、「統一旗(朝鮮半島旗)を掲げて北と南の選手たちが共に入場すると、観衆が熱烈な拍手を送りながら歓迎した」と伝えた。ラジオの朝鮮中央放送も同じ内容を報じた。◇朝鮮半島問題巡り米中が外交戦 高官が相次ぎ訪朝へ 激しい貿易戦争を繰り広げる米国と中国が、朝鮮半島問題を巡って複雑な「ゲーム」に突入した。6月12日の朝米(米朝)首脳会談以降、北朝鮮との交渉を総括するポンペオ米国務長官の4回目の訪朝が迫る中、中国の習近平国家主席も9月9日の北朝鮮建国70周年の記念日に合わせて訪朝するとの観測が出ているためだ。8月末から9月初めにG2(主要2カ国)の要人が相次いで平壌を訪れることとなり、膠着(こうちゃく)状態の北朝鮮非核化交渉に新たな活力を生み出すのではないかという楽観的な見通しと、覇権競争に突入した米中間の対立構造を考慮するとむしろ状況が混乱するとの悲観的な観測が交錯している。◇台風19号が北上中 韓国に被害の恐れも 気象庁によると、強い台風19号は20日午後1時半現在、南大東島の東500キロ付近の海上を朝鮮半島に向け北上している。台風の接近に伴い、22日午後から24日にかけて全国的に雨となる見通しだ。特に済州島と南海岸では、非常に強い雨と風が予想される。気象庁関係者は「韓国で大雨や強風、波浪による甚大な被害が発生する恐れがある」として警戒を呼びかけている。◇世論操作疑惑 文大統領腹心の逮捕状棄却で追加捜査 与党「共に民主党」の元党員らがインターネット上で不正な世論操作をしていた疑惑などを捜査する特別検察官チームは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の腹心とされる金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事の逮捕状請求が18日に棄却されたことを受け、追加捜査に着手した。特別検察官チームは20日午後、起訴された元党員の側近を呼び出して取り調べ、世論操作用の不正ソフトウエアの開発・運用に関与した疑いや金知事との関係などについて追及した。
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