志願者は日本語能力試験の1級に合格している必要があり、高校の成績と教育庁で実施する日本語での面接試験の結果に応じ、合格すれば教育監(教育庁のトップ)の推薦で愛知大、関西学院大、法政大に留学することができる。
提出書類は在学中の高校を通じて31日までに教育庁に提出する。詳しい内容は同道教育庁ホームページに記載されている。
愛知大、関西学院大、法政大の3大学は6月に済州で行われた説明会に参加し、大学ごとの選考基準などを説明した。
日本のほとんどの大学は入学を希望する外国人に対し日本留学試験(EJU)の点数の提出を求めるが、済州では同試験が実施されておらず、ソウルや釜山などへ試験を受けに行く必要があった。そのため済州道教育庁は2016年から日本の大学と協議を続けていた。
同庁は済州の若者が国内の大学だけでなく、世界の大学に目を向けるための事業を推進している。
中国の首都師範大、北京工商大、北京工業大とも協約を結び、教育監が推薦した学生が北京市の政府奨学金を受給している。
済州道から海外の大学に進学する人の数は増加する傾向にある。2012年の9人から16年には31人、17年と18年には32人と増え、ここ7年間で計142人となっている。
このうち首都師範大に進学した5人、北京工業大に進学した2人は教育監の推薦を受けて留学した。
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