THAAD基地に入る工事車両(資料写真)=(聯合ニュース)
THAAD基地に入る工事車両(資料写真)=(聯合ニュース)
【星州聯合ニュース】韓国国防部の関係者は16日、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」が配備されている南部・慶尚北道星州郡の基地で4月下旬に開始した生活環境改善工事について、実施期間が当初の予想(3か月)より約1か月延び、8月末まで行われる見込みだと伝えた。連日の猛暑で日中に工事ができなかったためと遅延の理由を説明している。

 工事に入ったばかりのころはダンプカーなど20台ほどの車両が基地を出入りしていたが、最近は乗用車5~6台が出入りしている程度だ。

 THAADはロッテグループのゴルフ場だった敷地に配備されている。国防部はこれまでに、韓国軍用の滞在施設(元ゴルフ場クラブハウス)の漏水防止や調理場の拡張、冷房・暖房と電気設備の交換などの工事を行った。

 これに対し、THAAD配備に反対する地元住民らでつくる団体のスポークスマンは「(朝鮮戦争の)終戦宣言を控え、今からでも工事をやめるべきだ」と主張している。


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