LG電子を筆頭にソニー、フィリップスなどの大手家電メーカーが大型有機ELパネルを採用したテレビの発売を増やしているためと分析された。
世界で事実上唯一、大型有機ELパネルを生産しているLGディスプレーは高い技術力に基づき、競合他社をさらに引き離す方針だ。
LGディスプレーは、液晶パネル(LCD)で10年かかった歩留まり率(良品率)80%を3年で達成したと説明した。これにより2013年には20万台分だった販売が昨年は170万台分を超え、今年は290万台分に達する見通しだ。
同社関係者は「今年の下半期に大型有機ELパネル事業で初めて黒字が出ると期待されている」と話した。
LGディスプレーは来年下半期、中国・広州に月間約6万枚のパネルを生産することができる工場が完成すれば、月間の生産量を最大13万台分に増やすことができるため、55インチ換算で年間1000万台分の生産が可能になると説明した。
同社関係者は、テレビ用有機ELパネルの需要は2020年に800万台分、21年に1000万台分に迫ると見込まれており、積極的な投資を行って需要の急増に備えると説明した。
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