「ギャラクシーノート9」(提供写真)=(聯合ニュース)
「ギャラクシーノート9」(提供写真)=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】サムスン電子は9日(現地時間)、米ニューヨークでメディア関係者など約4000人を招いて新製品発表会を開き、新型フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート9」を公開した。

 公開された「ノート9」は4000ミリアンペア時(mAh)のバッテリー、内蔵ストレージ128ギガバイト(GB)と512GB、10ナノメートル(nm)プロセッサ、最大1.2ギガビット毎秒(Gbps)のダウンロード速度など過去最高の性能を誇る。

 ギャラクシーノートシリーズの特徴である専用スタイラス(ペン型の入力装置)「Sペン」は近距離無線通信「ブルートゥース」が搭載され、新たな使用法を提供する。また1段階進化した「Bixby2.0」を搭載し、撮影シーンにより最適な色彩に調整するインテリジェントカメラを採用した。

 サムスン電子のITモバイル(IM)部門トップの高東真(コ・ドンジン)社長は「ギャラクシーノートは業界革新の基準を提示し、サムスン電子のプレミアム技術力を見せる製品」とし、「『ギャラクシーノート9』は使用者が求め、必要とする機能、性能、インテリジェンスなど全てのものを備えた最高のスマホ」と強調した。

 ◇現行モデルで最高の仕様

 「ノート9」はこれまでのプレミアムスマホの中でも最高の容量となる4000mAhのバッテリーを採用し、前作よりも容量を21%増やした。 

 内蔵ストレージは128GBモデルと512GBモデルが発売される。前作は64GBだった。512GBモデルの場合、マイクロSDカードを使えばストレージを1(テラバイト)TBまで増やすことができる。

 また10nmプロセッサを搭載し、これまでで最も速い1.2Gbpsのダウンロード速度に対応していることから、どのようなアプリケーションでもすばやくダウンロードすることができる。

 画面はギャラクシーノートシリーズで最大の6.4インチで、クアッドHD+(2960x1440)のスーパーアモレッドディスプレーを搭載した。ステレオスピーカーとドルビーアトモスにより強力で生き生きとしたサウンドを楽しむことができる。

 ◇ブルートゥース搭載のSペン ボタンでカメラなど制御

 ギャラクシーノートシリーズの特徴であるSペンは筆記道具を超え、新しい用途と便利さを提供する道具に進化した。Sペンのボタンを押せば、良く使うアプリを実行したり、カメラなどを遠隔で制御したりすることができる。

 ボタンの長押しで実行できるアプリはユーザーが登録することができる。カメラ、ギャラリー、音声録音だけでなく「ユーチューブ」、「スナップチャット」、「スノー」などのアプリでも使用することができる。

 サムスン電子はSペンのソフトウェア開発キットを公開する予定で、今後さらに多くのアプリでSペンを利用することができるようになる見通しだ。

 また「ノート9」は撮影シーンを認識し、明るさ、ホワイトバランス、彩度などを最も適した形に調整する「インテリジェントカメラ」を搭載した。花、食べ物、人物、夜景、浜辺、空など合計20のシーンを自動で認識し、カメラの設定を変える。団体写真で誰かが目を閉じたり、ぶれて鮮明に撮影できなかったりすれば、その場でユーザーに伝える。

 「ギャラクシーS9」シリーズと同じく1200万画素のイメージセンサー、1秒当たり960フレームを撮影する「スーパースローモーション機能」のほか、絞り(F値)1.5と2.4のレンズによるデュアルカメラを搭載した。

 「ノート9」はミッドナイトブラック、オーシャンブルー、ラベンダーパープル、メタリックコッパーなど4色で、オーシャンブルーモデルのSペンはイエローとなっている。韓国での予約受け付けは13日に始まり、24日に発売される。 

 価格は128GBモデルが109万4500ウォン(約10万8600園)、512GBモデルが135万3000ウォン程度となる見通しで、新機能が搭載され、ストレージも増えたが「ノート8」と同程度の価格となる。


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