関連法によると、市長などの自治体首長は安全運行に支障があると認められた車両に対し、整備を指示するとともに運行の中止を命じることができる。
国土交通部によると、リコール対象の10万6317台(42車種)のうち、14日午前0時の時点で2万7246台がまだ緊急安全点検を受けていなかった。1日平均7000台ほどが点検を受けていることから、14日のうちに点検を受けられず運行中止の対象となる車は2万台程度と推定される。
金長官は、15日から対象車への通知など手続きに入るとし、点検・運行中止命令は自治体首長が発行した命令書が所有者に届けばすぐに効力が発生すると説明した。
金長官はあわせて、BMW側が欠陥を隠蔽(いんぺい)していたとする疑惑が出ていることを念頭に、「国民の生命と直結した問題を度外視したり、隠蔽したりしたとの疑惑に対し、責任ある明確な回答を出すべきだ」とBMWに警告した。
今年に入り、BMW車の出火事故は韓国で39件起きた。13日午後には、ソウル近郊の高速道路でリコール対象ではないBMW「M3」(ガソリン車)から出火した。これ以前に出火事故が起きた38台のうち、リコール対象ではない車は9台(うちガソリン車5台)だった。
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