閣僚級会談で握手を交わす趙明均氏(右)と李善権氏(写真共同取材団)=13日、板門店(聯合ニュース)
閣僚級会談で握手を交わす趙明均氏(右)と李善権氏(写真共同取材団)=13日、板門店(聯合ニュース)
【板門店(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は13日午前、軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で閣僚級会談を開始した。韓国首席代表を務める趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は全体会議の冒頭、「(南北が)互いに同じ気持ちでやっていくことが非常に重要だと改めて感じている」と述べた。会談ではさまざまな問題が提起されるだろうが、そうした気持ちで取り組めば解けない問題はないと強調した。

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 また、わずか1年前は南北関係が緊張状態にあったが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が南北関係の改善へ意欲を表明し、各分野で南北の事業が進められていると現状を評価した。

 閣僚級会談では、4月の南北首脳会談で署名した板門店宣言の履行状況を点検するとともに、文大統領と金委員長による3回目の南北首脳会談の日程などを協議する見通しだ。南北はすでに水面下の接触などを通じ、首脳会談を北朝鮮・平壌で8月末~9月初めに開催することでほぼ一致したと伝えられ、この日の会談で日時と場所が決まる可能性もある。

 閣僚級会談には、韓国から趙統一部長官をはじめ、千海成(チョン・ヘソン)同部次官、南官杓(ナム・グァンピョ)青瓦台(大統領府)国家安保室第2次長、アン・ムンヒョン国務総理室審議官が出席。

 北朝鮮側は対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長を団長に、パク・ヨンイル同委員会副委員長、金潤革(キム・ユンヒョク)鉄道省次官、朴浩英(パク・ホヨン)国土環境保護省次官、パク・ミョンチョル民族経済協力委員会副委員長が出席している。


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