キム・インソク氏の「夕立」(光州ビエンナーレ提供)=(聯合ニュース)
キム・インソク氏の「夕立」(光州ビエンナーレ提供)=(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】韓国南西部・光州の一帯で9月7日に開幕する現代美術の祭典、光州ビエンナーレで開催される「北朝鮮美術展」に展示される美術品22点が韓国に到着したことが、8日までに分かった。 財団法人光州ビエンナーレの金宣廷(キム・ソンジョン)代表はこの日、「ビエンナーレで展示する北の美術品が先ごろ国内に搬入された」とし、「作品展示のためにソウルで表装作業を行っている」と明らかにした。作品の展示・保管のための事前作業と展示施設の工事が終わった後、来週ごろ光州に移されるとみられる。 出品者は北朝鮮でトップクラスの美術家の一人に挙げられるチェ・チャンホ氏、「功勲芸術家」の称号を持つキム・インソク氏ら32人。複数人で完成させる大型絵画が6点ほど含まれる。 一方、光州ビエンナーレ側が推進している北朝鮮美術家のイベント出席は実現の見通しが立っていない。韓国政府の承認を受けて北朝鮮当局に作家を招待する意向を伝えたが、現在まで返事はない状況だ。 また、対北朝鮮制裁が維持されている状況で北朝鮮の作家を招待することに対し、韓国の一部で問題提起を行う動きもある。 美術関係者は「対北制裁と文化行事への参加は別物と見るべきではないか」とし、「南北の和解ムードの中で北に招待状まで送っておきながら、内部で争うのは望ましくない」と述べた。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0