インタビューに答える李度勲氏=6日、北京(聯合ニュース)
インタビューに答える李度勲氏=6日、北京(聯合ニュース)
【ソウル、北京聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と中国首席代表の孔鉉佑朝鮮半島問題特別代表兼外務次官が6日、北京で会談し、朝鮮戦争の終戦宣言について議論したことが分かった。 李氏は、この日午前行われた孔氏との会談で朝鮮半島情勢について評価し、今後の推進方向について踏み込んだ議論を行ったと明らかにした。 同日午後、北京空港で聯合ニュースの単独インタビューに応じた李氏は「終戦宣言の進行状況を孔氏と議論し、このほど訪朝した孔氏が北と議論した内容についても共有した」と述べた。また「韓国と中国は、朝鮮半島問題について見解がかなり一致した」と説明した。 李氏は「孔氏と終戦宣言以外にもさまざまな問題について議論した」としながら、「朝鮮半島情勢に関する現状の評価などについても意見交換した」と伝えた。 中国が終戦宣言に参加することを前向きに検討しているかとの質問には「(中国が)明言したわけではないが、そのような可能性をオープンにし、われわれが(議論)している」とし、「具体的に誰が(終戦宣言を)行うか、どの時期に行うかは協議して決定する」と述べた。 韓国政府が年内の実現を目標に推進している終戦宣言への中国の参加可否と、早期実現のための朝米(米朝)間の仲裁策などが集中的に議論されていることが確認された形だ。 今回の会談は、3日にシンガポールで開催された韓中外相会談の後続協議として位置づけられる。 外交部によると、この日の会談で韓中両国は、南北・朝米首脳会談で合意した完全な非核化と恒久的な平和定着という目標を再確認し、このために共に努力することを決めた。李氏は目標達成に向けた中国の役割の重要性を強調し、今後も建設的な役割を担うよう呼びかけた。 あわせて、両者は朝戦半島情勢が転換期を迎え、両国間の頻繁なやりとりと調整がさらに重要になったとの意見で一致し、各レベルでの戦略的協議を強化していくことを決めた。
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