シンガポールに到着した康外交部長官=31日、シンガポール(聯合ニュース)
シンガポールに到着した康外交部長官=31日、シンガポール(聯合ニュース)
【シンガポール聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の外相会議に出席するためシンガポールを訪れている韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、1日にマレーシア、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ブルネイ、ラオスとそれぞれ2国間の外相会談を行う。

 康氏はこれらASEAN加盟国に対し、朝鮮半島の完全な非核化と平和定着に向けた韓国政府の取り組みを説明し、朝鮮半島政策への支持と協力を求めるとされる。

 また、東南アジアや南アジアとの協力拡大を図る韓国の「新南方政策」について、ASEANの支持を再確認する見通しだ。外交、経済、在外国民保護などでの協力強化に向けた話し合いも行われるもよう。

 康氏はラオスとの会談で、同国南東部で建設中だった水力発電用ダムの決壊による洪水被害を取り上げ、韓国政府の支援策について意見を交わすと予想される。

 一方、北朝鮮外務省のキム・チャンミン国際機構局長の姿が前日、中国・北京首都国際空港でとらえられた。シンガポールでの韓米との3カ国間、あるいは韓国との2国間外閣僚級会談に先立つ実務接触の可能性が取り沙汰される。

 シンガポールでは1日に、ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議の準備に位置付けられる高級事務レベル会合(SOM)が開かれ、韓国から尹淳九(ユン・スング)外交部次官補が出席する。李容浩(リ・ヨンホ)外相ら北朝鮮代表団は、ARF閣僚会議前日である3日の現地入りが有力視される。


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