鄭夢奎氏=(聯合ニュース)
鄭夢奎氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)は29日、常設の「南北経済交流特別委員会」を発足し、初代委員長に鄭夢奎(チョン・モンギュ)HDC(旧現代産業開発)グループ会長を選任したと発表した。 鄭氏が南北経済協力を積極的に推進してきた現代グループの一員であり、HDCが北朝鮮の経済開発に欠かせない道路、鉄道、港湾などのインフラ事業で主導的な役割を果たしてきたことから選任された。 鄭氏は、政府の「朝鮮半島新経済地図構想」の実現、北朝鮮経済の再建支援、南北の産業・企業協力に向けた具体的な実行策について企業と専門家から意見の聞き取りを行い、9月ごろに政府に正式に提案する計画を明らかにした。 全経連は今年2月の平昌冬季五輪を機に南北や朝米(米朝)の対話機運が高まったこと受け、既存の統一経済委員会の拡大・改編を行ってきた。南北経済交流特別委はその後身となり、主要企業や北朝鮮専門家ら50人が参加する。 鄭氏は大韓サッカー協会長も務める。6月の国際サッカー連盟(FIFA)総会で2030年または34年に開かれるワールドカップ(W杯)について、韓国と北朝鮮、中国、日本の北東アジア4カ国での共同開催を提案し注目された。
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