韓国統一部(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国統一部(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は26日、朝米(米朝)が朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨返還問題について協議中だと明らかにした。遺骨の返還は先月開かれた朝米首脳会談の合意事項の一つ。

 同部の当局者はこの日、北朝鮮が遺骨送還用の木箱を受け取ったことに対して「詳しいことは分からないが、(遺骨返還に)関連する動向があると承知している」と述べた。

 北朝鮮は先ごろ、軍事境界線のある板門店で在韓国連軍司令部が保管していた遺骨送還用の木箱を受け取り、朝鮮戦争休戦協定締結日の27日に遺骨を送還するための準備を終えたとされる。

 また同当局者は、休戦協定締結日を「戦勝記念日」とする北朝鮮が、休戦協定締結65周年を迎える今年の行事をどの程度の規模で行うかについて「例年レベルで(行事が)あるとみているが、もう少し見守る必要がある」と述べた。

 北朝鮮は通常5年ごとの節目に大きな行事を行う。北朝鮮は先日、2015年以来3年ぶりに退役軍人らが参加する「全国老兵大会」を平壌で開催すると予告し、北朝鮮メディアは朝鮮労働党中央委員会の幹部らが参加者の宿泊先を訪れて激励したと報じた。

 一方、同当局者は、中国の孔鉉佑・朝鮮半島問題特別代表兼外務次官の訪朝に関して「北と中国の高官による親善のために行われると承知している」と述べた。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は、孔氏が25日に訪朝して李吉聖(リ・ギルソン)外務次官と会談し、両国の戦術的協力強化について議論したと伝えた。

 同通信は両氏が会談で具体的にどのような議論を行ったのか明らかにしていないが、朝米交渉についての意見交換と朝鮮戦争の終戦宣言に関する議論が主に行われたとみられる。

 一部では孔氏の今回の訪朝が、27日の休戦協定締結65周年記念を兼ねたものだとの分析も出ている。


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