共同記者会見する康長官(左)とマース外相=26日、ソウル(聯合ニュース)
共同記者会見する康長官(左)とマース外相=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は26日、北朝鮮が北東部・豊渓里の核実験場を廃棄したのに続き、ミサイル実験場解体の動きを見せていることに対し、「意味のある措置」と評価する一方、検証の必要性を強調した。 ソウルで行った第1回韓独戦略対話の共同記者会見で、康氏は「北が南北首脳会談と朝米(米朝)首脳会談で完全な非核化に向けた意思を示し、(それに基づいて)核実験場を閉鎖したが、検証をしなかった」と指摘。「完全に閉鎖したのかどうかを検証する機会があるよう願っている」と述べた。 また「北はミサイル実験場の発射台を廃棄しているところだと承知している」とし、「意味のある措置を取っていると評価するが、一つ一つ全て検証される必要がある」と重ねて強調した。 韓国政府が推進する朝鮮戦争の終戦宣言に関しては、「周辺国との協力、北との協力・対話が欠かせない」とした上で、「(南北首脳が合意した)板門店宣言の着実な履行を通じて南北間の対話を定例化するとともに、国際社会の支持を引き出していくという二つの方向で外交努力を傾けていく」と説明した。 ドイツのマース外相も会見で、北朝鮮は「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)に向けた具体的な措置を取るべきだ」と指摘し、「これを文書化し、検証できるようにする必要がある」と強調した。 また、ドイツはイランとの核交渉で非核化に関する専門知識とノウハウを培ったと説明し、北朝鮮の非核化に向け知識を提供する考えがあると伝えた。
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